プロフィール
Manager
Joey
渡辺丈偉
1985年生まれ
スケート歴: 20年以上
スタンス:レギュラー
スケートボードを始めたきっかけなど
中学生の時に家にスケートボードがあったので、友達と一緒に始めました。
もちろん最初はオモチャみたいなスケートボードで。
家の近くにスケートパークなんてものはなかったから、滑れそうな場所があったらどこでも滑るわけです。
滑れそうなスポットを探して誰かに怒られて追い出されるまで毎日のように滑る。
こうしてスケートボードにどっぷり浸かっていきました。
誰も通らない道に自分達で作ったジャンプランプやカーブBOXを置いて滑ったり。
高架下の排気ガスまみれの中で滑ったり…
アパートの入り口の階段を飛んだり…
ある時、大きな家の前に綺麗なバンク(斜面)を見つけたんです。
仲間と滑りはじめたら案の定、家主のお爺さんが出てきて凄い剣幕で怒鳴り散らすワケです…
戦々恐々して一旦は退散するわけですが、どうしてもここで滑りたい..
ピンポ〜ン…
Joey「あの〜、ここでスケボーしてもいいですか〜?さっき怒られちゃったけど…」
家主「いいわけないだろ!!!」
Joey「滑らせてもらえたら掃除して帰ります」
家主「掃除?!雑草とってくれんのか?!」
Joey「はい、滑らせてくれたらやります!」
家主「雑草とってくれんだな??」
Joey「はい、綺麗にして帰りますから」
家主「そうか… じゃあ、やっていいよ…」
こうして僕らはお目当てのバンクで滑り始めます。お爺さんの睨みを横目に。
ひとしきり滑って約束の雑草取りをやり始めるわけです。
ピンポ〜ン…
Joey「あの〜、雑草とり終わりました…ありがとうございます。」
家主「お〜お〜、兄ちゃん達よ〜悪いな。ちょっと待ってろよ!」
家主「俺は若い奴らのことはよくわかんね〜けどよ。ありがとな..これさ、綺麗にしてくれてからさコーヒーでも飲んでくれよ。」
家主のお爺さんは僕の手に千円札を握らしてくれました。
Joey「いや〜、僕ら滑らしてもらっただけだし、悪いっすよ。」
家主「いいから貰っとけよ!若いやつが遠慮すんな!」
Joey「すんません…」
家主「また来たかったらよ、いつでも来いよ!」
Joey「すんません!ありがとうございます!」
こうして家主のお爺さんと僕らの間に小さなコネクション(繋がり)が生まれました。
スケートボードを持って様々な場所に行きましたが、いく先々でコネクションが生まれます。
コネクションは様々な形で広がっていきます。
時には思わぬ形で広がっていき自分に返ってきます。
世界中どこへ行ってもコネクションは生まれます。
スケートボード+コミュニケーション=コネクション
今も昔も変わらない僕のスタンスです。
スケートボードは僕にとって人々と繋がっていくツールなんです。
自分と外の世界を繋ぐものであり、最高のコミュニケーションツールです。
次回、あのお爺さんの家の前で滑るチャンスがあったら鎌と軍手を持参しようと思います…笑
スクールで覚えて欲しい/感じ取って欲しいこと
スケートボードに決まった型もルールもありません。自由です。
僕たちが伝えたいのは自由に滑れる様になるための基礎の部分です。
皆さんの習熟度にあった、スケートボードを楽しむためのポイントを伝授したいのです。
技術面だけではなく文化としてのスケートボードを感じてもらえたら、これ以上に嬉しいことはありません。
あなたにとってスケートボードとは
人種や国境、年齢、格差などの垣根をとりはらってくれるもの。
学校や社会が教えてくれないもの。
自分らしくいられるもの。
刺激をくれるもの。
仲間達と刺激的で楽しい時間を共有出来るもの。
自分を鼓舞してくれるもの。
単純に滑っていて楽しいもの!
